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ガッコウ...

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イザベラ「ユシア〜っ!」
ユシア「どうしたイザベラ」

イザベラが困った顔で私に助けを求めている気がする。
殺人集団というのに相変わらずの雰囲気だ。

イザベラ「放送の仕方が微妙に分かんないんだけど。」
ユシア「今、放送されちゃ困るから私がやっとくよ。てか、カンペしっかり持ってる?」

そう聞くとイザベラはきょろきょろと周りを見渡して言った。

イザベラ「うん!あるよ!」
ユシア「おーけー」

私はイザベラが使えないという放送器具の前に立ち少し観察をしてみた。
これと言って難しい系統ではないが...

(まずいな...日本語は得意じゃない。)

ここは、賢いディアスに任せるか...

ユシア「ディアス、この日本語分かる?」
ディアス「ん?ちょっと見せてみろ。」

ディアスは放送器具に近づきボタンを指でなぞるようにして見ている。
少ししてうんうんと首を縦に降ると

ディアス「うん、放送の仕方なら分かる。
お前らは作戦実行してきな、私とイザベラは放送準備しておく。」
ユシア「ありがと、ライラ、カイン行こう。」

私はそう言うと2人と放送室を後にした。