あたしが大泣きをしているとしゅんちゃんが私を優しく抱きしめてくれた






「ごめん美月、俺美月に紛らわしいこと言った。」


「え?どういうこと、、?」


「俺のファーストキスの相手、本当は美月なんだ」








え?







あたしは一気に涙が止まりキョトンとした










どういうこと?












「やっぱ覚えてねーよな?俺のファーストキス、9年前にお前に奪われてるから」




「...え〜〜〜!!!」












まって?驚きを隠せないよ!













つまりそれって、しゅんちゃんのファーストキスの相手はあたしってことでいいんだよね?













「お前おままごと好きだったろ?小学校入ってからもずっとおままごとばっかり」

「そ、それは、、」

「でも美月がおままごと好きだったからこそ美月からキスしてくれたんだ!」








まさか、、










「しゅんちゃんが旦那さん役したの?犬役ばっかじゃなかったっけ?」

「お前がその日今日だけ旦那さんの役やってって言うからやってやったんだよ!」

「ちょっと!やってやったって何よ!自分だって楽しそうにやってたくせに!」













あ、ちょっと言いすぎた?
かっとなってつい、、、













「楽しかったのはお前とだったからだよ...」


「え?」







「だからつまり、俺のファーストキスは9年前のお前!そしてセカンドキスは今のお前!わかったら返事!」















あたしはニヤニヤしながら返事をした













あたし、最高に幸せすぎじゃないですか?