〜大輝side〜

はぁ、今日は部活ないけど美月の顔全然見てねぇ、、。




美月から看病してくれるって言ってたのにあいつ、裏切りやがったな?







ま、あの幼馴染くんときっと何かあったんだろうけど



まさか、付き合いはじめたのか?









あ〜本当に部活のキャプテンだからこそ恋愛ができない俺が悔しい
このハンデさえなけりゃ俺はきっと、、














俺はきっと、美月のことが全力で好きになっていたんだろうな









でも、このハンデがあるからこそ歯止めが効く
美月はきっとあいつのことが好きなんだろう












俺がカバンを持って教室を出ようとしたとき、息を切らせて俺の元へ走ってきた美月の幼馴染くんがいた








「えっと、俺に用?だよな?」





「はい、、先輩、、美月と付き合うことになりました。」






やっぱりか、、、。







「だから、、もう美月には手を出さないでください。先輩として接してやってください。美月は俺のなんで。」








自分よりも歳は下なのに、かっけぇって思ってしまった






「お前、かっこいいな。負けた!俺美月のこと好きだけど、お前には敵わねーよ笑」











美月、正直お前のこと好きだ
幼馴染くんにも取られたくない






だけど...









譲ってやるしかないって思うほどお前の幼馴染くんはお前のこと好きなんだな







「幸せにしてやれよ。」






「一生幸せにする気だから。」