「おはよう!あやな!」
「よっ!」
「お〜!おはよう!あれ?今日は2人揃ってきたんだ?」
「あー、うん!そーなんだよねぇ!
「相変わらずの幼馴染愛だね!それよりあたし美月にこの前の先輩のこと聞きたいんだけど!!」
「うん、話す!今日あやなに全部話すから。」
「わかった!」
そして放課後がきた
今日はどこの部活もOFFになってる
これでゆっくり話せるけど、肝心のしゅんちゃんがいない
どこいったんだろう?
まぁいい、話そう。正直に。
「...。」
「も〜なに〜?そんな顔しちゃって!早く話してよ〜!まさか、、、大輝先輩っていう人と付き合ってたりして〜!」
言わなきゃ、、。
「違うの、、。しゅんちゃんと、、付き合うことになった、、。」
「...え?」
あやなの笑っていた顔が急に真剣になった
「え、ちょっとまって?しゅんちゃんと?」
「うん、しゅんちゃんと。あやなはしゅんちゃんのこと、どう思ってるの?」
「私、しゅんちゃんのことずっと好きだった、、。」
「やっぱりそうだよね」
「うん。でも、しゅんちゃんが美月のこと好きだっていうのもなんとなくわかってたんだ。きっと両思いかもしれないって。」
「そっか、、、。」
「私ね、しゅんちゃんが美月のこと好きでも、私はしゅんちゃんのことが好きだから絶対に譲らないって思ってた。だけど、美月が私のこと考えてちゃんと正直に話してくれてるって分かったら、なんか邪魔するにも邪魔できないよ。」
「ごめん、、あやな。」
「謝らないでよ!しゅんちゃんは美月が好きで、美月もしゅんちゃんのこと好きなんでしょ?」
コクッ
あたしは何も言わずに頷いた
「だったらなんも問題ないじゃん?...って、まてよ?大輝先輩との件はなんだったの?」
「あ、それは...あたしがバスケ部に入った初日にぼーっとしてたらボールがあたしに飛んできて、それを大輝先輩が飛び込んで守ってくれたの。」
「それであの怪我を?」
「そう、あたしのせいだからって思ってずっと先輩につきっきりで看病してたの。」
あやなが急にニヤつき始めた
「え、なに?」
「だからあの野郎部活にも集中できなかったわけだな〜?笑」
「あの野郎って、しゅんちゃんのこと?」
「そ!あいつったら美月が先輩とずっと一緒にいたときはま〜不機嫌で、私が喋りかけても上の空!ひどくない!?」
「そーだったの?」
「そ!そりゃしゅんちゃんもそうなるわけだ笑...あ、しゅんちゃん呼びも辞めるよ」
「なんで?」
「私がもし彼氏できたら他の子にそう呼ばれるのもやだし!それにあいつを吹っ切れるためってのもある!これからは隼平は、親友の彼氏!」
あやな...。ありがとう、、
「ちょ、何泣いてんの!?泣きたいのはこっちだっつーの!笑」
「うわ〜ん!!!ごめんねあやな、ありがとう!!!」
そしてあたしはあやなに抱きついた
話せてよかった
勇気を出して伝えることができてよかった