キャプテンの保護者に先生と一緒に状況を説明した後、キャプテンのいる部屋に行き座った


お医者さんによると、脳には異常はないらしく、ただ頭を打ったせいで気を失ったのと、変な転び方をしたせいかキャプテンの右手が折れてしまった。







骨折だけで済んだものの、あたしが考えごとをしていなければキャプテンが怪我をすることはなかった。






「...ん、、」


「あっ、キャプテン!目覚めました?美月です。本当にすみませんでした!」



あたしは深く礼をした




「そんな、顔あげろよ!俺がしたことだから美月が謝ることじゃねぇよ!」

「いえ、私の不注意で、、」

「今日が初めてだったんだからそのくらい当たり前だ!大丈夫だから!」



そういってキャプテンはあたしの頭を今度は優しく撫でてくれた




「それにしても、こんな時間まで俺についててくれたのか?送ってくよ!」


「いや!キャプテン!!その体ですから!無理しないでください!自分で帰れますから」

「あ〜、俺、骨折してんだったな、笑ごめんな?じゃあ気をつけて帰れよ!」

「はい、、、あの、、あたしに出来ることありますか?」

「ん?」

「申し訳なくて、、」

「明日からは普通に学校行けるし、骨折しただけで体はもうへっちゃらだから大丈夫だよ。あ、でもそれでもっていうなら、、俺右利きだから俺の手になってほしいな〜なんて笑」

「わかりました!」

「え?いや、冗談だよ!笑」

「いや!明日からキャプテンにつきっきりで看病させてもらいます!!」


「あ、じゃあお願いしようかな笑」





よし!明日からキャプテンの看病がんばるぞ!!!