「美月〜!起きなさ〜い!あんた今日入学式でしょ!?」


あたしの名前は吉沢美月
6時30分、ままの声が家中に響き渡る

そんな大声出さなくてもわかってるよ、、
そう!今日は高校の入学式。
新入生にとって大勝負の日でもある!




「ねぇ、まま〜友達出来なかったらどーしよー、、」

「大丈夫よー、出来なかったとしてもしゅんちゃんいるでしょ!」






「そうだぞ!てか、早く支度しろよ」







この声は、、、。





「なんでしゅんちゃんいんの〜!!」






「よっ!」





そう、朝から何のためらいもなくあたしの家にいるのは杉野隼平。しゅんちゃんって呼んでて、あたしの幼馴染ってやつ。




「よっ!じゃないでしょ!?」

「お前がおせーから来てやったんだろ?」


「そーよ?美月。あんたもさっさと支度して行きなさい!ままとぱぱは後から行くから!」

「わかった。じゃあ行ってくるね〜!」



そう言ってあたしはしゅんちゃんと一緒に家を出た