「着いたぞ」


「…家?」



琉聖に連れて来られた先は、クリーム色の可愛らしい一軒家。



「俺ん家」



どうやら私は琉聖の家に連れて来られたらしい。



「まあ俺の家っていうより、伊吹の家か」



琉聖の家が……伊吹さんの家…?どういう意味?




「入れよ」



木製のドアはドアノブもお洒落な作りになっていて、琉聖や伊吹さんの家だなんて想像もつかない。



言われた通り中へと入ると、これまた中までもがお洒落で可愛らしかった。



ウッド調のデザインに赤いレンガや暖色系の電気。
まるでモデルルームみたいな室内。



琉聖に手を引かれたままリビングに入ると、やっぱりリビングも素敵なデザインで、思わず見とれてしまう。



「ここ座れ」