一体何のことか分からず首をかしげると、いつのまにかベッドに座り込んでいた佑衣が「本当は悠君がGPSで梓と莉愛の居場所分かってたんだけど、さすがに2日続けて女の子の情報口外するのは良くないと思って琉聖には黙ってたんだってさ」



そうだったんだ……



「琉聖ごめんねこれからは気をつける…悠真もありがとう」



ションボリと眉を下げると、隣の佑衣が私の手をギュッと握った。




「莉愛が気にすることじゃないよ!そもそもいつも監視してみるみたいでオレ達こそごめんね」



「佑衣」



「それに、琉聖は短気すぎるんだよ」



「うるせぇ、チビ」




不機嫌そうに顔をそらした琉聖にクスっと笑った佑衣は、私の手を掴むと



「お昼ご飯にそこのカフェでサンドウィッチ買って来たんだ。一緒に食べよう」




「うん」




佑衣に手を引かれながら寝室を出た。