むううっ!


なんで私が面倒臭がられてんだかっ!





何とも言い表せない感情を胸に、カーテンを閉め急いで着替える。





カーテンの外に恭哉君がいると思うと、変に緊張して焦ってしまう。





落ち着け、落ち着くんだ、私。


今はとにかく急いで着替えないと。





手早くタオルで泥を落とし、身体を拭くと、制服に着替える。





「まだー?」


「ちょっ、ちょっと待って」





カーテンの外から聞こえる声に、少しビクッとしながらも、無事に制服を着替え終えカーテンを開けた。





「おっ、お待たせ」





と、声をかけると恭哉君がゆっくりこちらへとやってくる。





「とりあえず、そこ座れ」