「えっ…!」





雨で濡れた制服が、肌へと張り付き、下着をくっきりと浮かび上がらせていたのだ。





「ちょっ!気づいてたなら、もっと早く言ってよ!」


「気づかない方が悪いだろ」





う~最悪!


こんなの気づかないよ~!





もしかして、私にブレザーを渡してくれたのって、下着が透けてたからっ!?


最初っから気付いてたなら、教えてくれればいいのに…!





顔が赤くなるのを感じながら、予備の制服を手にする。





「いっ、今から着替えるけど、絶対覗かないでよね!」





ベッドの仕切りのカーテンに身を隠し、ジッと恭哉君を見つめる。





「なんなら俺が着替え、手伝ってやろうか?」


「ばっ、ばか!変態!スケベ!」


「はいはい、分かったから早くしろ」





恭哉君は面倒臭そうに私を追い払うような手つきを見せる。