「きゃあっっ」





しかし、次の瞬間聞こえてきたのは、女の子の叫び声だった。





えっ…なに…?


何が起きたのっ!?





私は恐る恐る目を開けると、その光景に目を大きく見開く。





「よう、生きてるか?」





「な、なんで恭哉君がここに…」





私の目の前には、振り下ろされたシャベルを片手で受け止める、恭哉君の姿があったのだ。





なんでっ!?


どうして、ここに…。





驚く私に背を向け、恭哉君はシャベルを地面へ投げ捨てる。





恭哉君の登場により女の子は、冷静さを取り戻したようで、顔を真っ青にさせ口をパクパクとさせていた。