まずい…


このままじゃ、お昼を食べ損ねてしまうっ





それに、あんまり遅いと美冬にも心配かけちゃうよね。





なんとか早く切り上げて、戻らないと。





私は「フゥー」と息を整え冷静に口を開いた。





「とりあえず私戻りたいんだけど、どうしたらいい?謝ればいいの?」





その瞬間、女の子の眉がピクリと動く。


そして怒りに身体を震わせているように見えた。





あれ…なんか、やばいこと言っちゃった?





「…1度痛い思いをしないと、あなたみたいな人は分からないみたいね」





そう言ってニヤリと笑ったかと思うと、次の瞬間私は制服を掴まれ、外へ思いっきり投げ飛ばされたのだった。