わざわざこんなところで話すの!?





渡り廊下に壁はなく、屋根がついているだけの、野ざらしな場所だ。





「ここならお昼休みは誰も来ないし、ゆっくり話せるわ」





女の子たちのリーダー(?)的存在の女の子は、クスリと笑みを零す。





リボンの色が一緒ってことは、私と同学年の子、か。


…どこかで見たような気がするんだけど…。





「えっとー、それで話ってなに?」





「自分のした罪深い行動に、心当たりがないようね」





…罪深い行動?


私、そんなことしてたっけ。





頭にハテナマークを浮かべる私に、しびれを切らしたように女の子が口を開く。