やってきた日曜日。



待ち合わせ場所に行くと、すでに高内が待っていた。



小走りで高内の元に行く。



「ゴメン、遅れた?」


「別に。」



謝っても、高内は目をあわせてくれない。



待たせ過ぎたのかな…。



そう思って腕時計をみると、まだ約束した時間の5分前だった。



あ、わかった、照れてるんだ…。


可愛い。



クスッと笑うと、高内はちょっと赤くなって、歩き出した。