なんだか気まずくて、少し早めに家を出た。



お兄ちゃんはそんな私を見て、隠れて笑っていた。



隠れたつもりだったんだろうけどバレバレ…。



そこがまた悲しい。(涙)






思い出して呻きながら、高内と会った堤防にさしかかった。



と、ちょうど良いタイミングで、高内がやってきた。



「お前、今日は早いな。」



驚いた顔をして、高内は言う。