「やっとお前ら付き合ったか。」



むくれる私を見て、お兄ちゃんは言った。



「お前、高2の時から高内が好きだっただろ。

高内も何気にお前見てたし。」



何気に観察力のあるお兄ちゃん。


凍り付く私を見て更に追い討ちをかけた。



高内が卒業した後なんか、お前幽霊みたいだったぞ、と言い残し、お兄ちゃんは部屋に上がっていった。



そんなに私、おかしかったかな?


恥ずかしい…。



さっさとご飯を食べて、私も歯を磨きに行った。