その後、写真を撮ったり、魚を見たりして楽しんだ。



高内は本当に写真写りが悪かった…。






電車に乗って、家の近くまで来た時はもう6時近かった。



なるべくゆっくり歩いたつもりだったのに、もう家に着いた。



「またね、高内。」


「ん。またな…穂衣。」



…名前で呼んでくれた。



思わずニッコリ笑う。



「穂衣。」


「ん?」



高内を振り向く。