「あ、イルカ。」


「嘘ッ!
うわぁ〜、可愛い。」



高内は私に向き直る。



「好きか?」


「うん、好き。
私、最近イルカとかシャチにハマったんだ。」



高内はホッとしたような笑みを浮かべて言った。



「よかった。
お前、雑誌に載ってるデートコースで満足してくれるか心配だったんだ。」



ビックリして高内をみる。



「高内、雑誌見てきてくれたの?」


「まぁ、ざっとな。」


「ありがと、高内。」