そして、そのコトを瘋人に話すと喜んでくれた。



「凄いな。
バカ兄貴も陽亮も山田も。
お前も来年頑張れよ?」


「うん。」



瘋人はフウッとため息をついて言った。



「お前は俺より先に社会人になるんだもんな。」


「あ、そっか。
じゃ、私の方が大人だね!」


「アホかお前は。
そんなコト言ってる時点でお前は餓鬼なんだよ。」



瘋人は私を見下ろして笑った。



せっかく浮かれていたのに、気分が盛り下がった…。