私はだいたい1週間弱、高内の家に泊まった。



そして、今日、朝起きたら思わぬ変化が起きていた。



いつものように、朝起きて伸びをした時。



「おはよう、穂衣。」



…高内の声が聞こえた。



ガバッと起き上がる。



「高内?!」



高内はうぉっ?!と小さく悲鳴をあげ、上体を起こした。



ホワイトボードに手を伸ばしかけた高内に、私は声を掛けた。