その日から、キャリーの日々が変わった。

互いに特別な感情で大切に想い合う。

ただそれで嬉しかった。
いや。
キャリーは、それが如何に幸せで奇跡的な出来事なのかを、数年間の片思いで実感していた。

だからこそ、2人の日々に最高の喜びを感じていた。


「キャリー、1つ聞いていいかしら?」

ある日、キャリーの母・ナタリーが問い掛けた。