再び目を覚ました時、隣で眠っていたはずの漣はもう既にいなかった。
ただ、少しの温もりが残っているだけ。
白とグレーの混ざった色のカーテンからは眩いほどの光が注がれていく。
太陽とこの光からして、お昼近くではないのかと考える。
ベッドの近くにある小さなテーブルに置いたスマホを開くと、光と共に時刻を表示してくれる。
「もう、9時半だったんだ……」
さっきはきっと、7時ぐらいだった。だから、あたしはあれから2時間半眠っていたことになる。
こんなにも眠ったのは、いつぶりだろうか。
あたしは花柄のシフォンワンピースを着ると、幹部室に向かった。
「おはよー」
ドアを開けると、ほんとに自由な人たちがいる。
大河と千紘はテレビゲームの対戦ものをしているし、遙真は寝てる。
漣と千鶴は朝ごはんを食べている。
「麗薇、寝すぎな。」
テレビに熱中しすぎているためか、あたしには背を向けていながら大河のキャラに蹴りをかますとともにあたしにいった。
その一撃を受けた大河のキャラは、いとも簡単に吹き飛ばされてしまう。
「…ぎゃー!あ、麗薇。千鶴にご飯聞けよ。朝ごはん、用意してるから。」
ここでの大河の料理権は決定事項らしい。
千鶴が大河のことばをきいて、準備してくれる。
あたしは大河と千紘の対戦画面に目がいってしまう。
……だから、きちんと見れなかったのだ。
ただ、少しの温もりが残っているだけ。
白とグレーの混ざった色のカーテンからは眩いほどの光が注がれていく。
太陽とこの光からして、お昼近くではないのかと考える。
ベッドの近くにある小さなテーブルに置いたスマホを開くと、光と共に時刻を表示してくれる。
「もう、9時半だったんだ……」
さっきはきっと、7時ぐらいだった。だから、あたしはあれから2時間半眠っていたことになる。
こんなにも眠ったのは、いつぶりだろうか。
あたしは花柄のシフォンワンピースを着ると、幹部室に向かった。
「おはよー」
ドアを開けると、ほんとに自由な人たちがいる。
大河と千紘はテレビゲームの対戦ものをしているし、遙真は寝てる。
漣と千鶴は朝ごはんを食べている。
「麗薇、寝すぎな。」
テレビに熱中しすぎているためか、あたしには背を向けていながら大河のキャラに蹴りをかますとともにあたしにいった。
その一撃を受けた大河のキャラは、いとも簡単に吹き飛ばされてしまう。
「…ぎゃー!あ、麗薇。千鶴にご飯聞けよ。朝ごはん、用意してるから。」
ここでの大河の料理権は決定事項らしい。
千鶴が大河のことばをきいて、準備してくれる。
あたしは大河と千紘の対戦画面に目がいってしまう。
……だから、きちんと見れなかったのだ。