「……メインは、保坂さんです。

そのバックに、渋谷さんと村上さんと奥野さん達がいる感じです。」


「……その四人がメインなんですね。

何か嫌だと思うことはされましたか?」


「私だけ外そうとしたりというものが多いです。

名前を今まで普通に呼んでいたのが急に名字で呼ぶようになったり、挨拶を無視されたり、私にだけ仕事をさせなかったり、です。」


これで保坂さんは辞めるか?


先生は、辞めさせられるか?


言うことは言った。


「……」


まあ、そんなのは私の自分勝手だ。


分かってくれなくて当たり前だ。


「……状況は分かりました。

保坂さんと、その担任の先生と話をしてみます。」


「……はい」


「それから、うちのクラスのテニス部の人ともお話をしてみます。

仲良くするように言ってみようと思います。」


「……あの、それ、私が言ったと言わないでいてもらえませんか?」