そこで目にしたのは――。

顔にはガーゼ、頭や手首には包帯が巻かれた…、痛々しい姿の隼人が腰掛けていた。


「…隼人」


その姿に、締めつけられるほど胸が痛かった。


こんなことになってしまったのは…すべてわたしのせい。

わたしが悪いのに……。


隼人が戻ってきてくれて、こんなにもうれしいだなんてっ…。


…グスンッ


思わず涙が込み上げた。

…きっとこれは、うれし涙だ。


「隼人…ごめんね。わたしがもっと気をつけておけばっ……。でも、隼人が目を覚まして…本当によかった…!」


話したいことはたくさんあったのに。

涙でぐしゃぐしゃで、思うように伝えられない。


隼人が元気になるまで、毎日だってお見舞いにくる…!

わたしが隼人を支える!


だから、これからも隼人のそばで――。