わたしたちの話し声が聞こえた隣の席の隼人が尋ねてくる。
「ううん、違うの。5月1日だから、まだもう少し先」
わたしがそう言うと、隼人はポカンとした顔を見せた。
「ほんとっ?俺、4月30日生まれだよ」
なんと、隼人と誕生日が1日違いだった。
しかも隼人は、5月1日に日付けが変わるギリギリのときに生まれたらしく、もしかしたら同じ誕生日だったかもしれないと話してくれた。
優奈の唐突な会話が、思わぬかたちで隼人への親近感に繋がった。
もともとは、座席を間違えるというハプニングから始まった。
だけど、そのおかげで隼人とカズとこうして仲よくなることができた。
――思えば、これがあなたとの最初の出会いだったんだ。
それからというもの、わたしたちはいつでも4人いっしょだった。
「ううん、違うの。5月1日だから、まだもう少し先」
わたしがそう言うと、隼人はポカンとした顔を見せた。
「ほんとっ?俺、4月30日生まれだよ」
なんと、隼人と誕生日が1日違いだった。
しかも隼人は、5月1日に日付けが変わるギリギリのときに生まれたらしく、もしかしたら同じ誕生日だったかもしれないと話してくれた。
優奈の唐突な会話が、思わぬかたちで隼人への親近感に繋がった。
もともとは、座席を間違えるというハプニングから始まった。
だけど、そのおかげで隼人とカズとこうして仲よくなることができた。
――思えば、これがあなたとの最初の出会いだったんだ。
それからというもの、わたしたちはいつでも4人いっしょだった。