「ああ、2人仲よく説教だっ」
顔を見合わせると、わたしたちは病院に向かった。
お母さんに車で病院まで送ってもらうときに通った国道は、今日はすごく渋滞していた。
その横を、カズが漕ぐ自転車が走り抜ける。
「かりん、今…何時だっ!?」
「…えっと。9時43分…!」
「…くそ!20分もねぇのか…!間に合ってくれっ…!!」
自転車でこの場から病院まで、あと20分以内で着けるかは微妙なところ…。
だけど、カズは余計なことは考えずに、ただひたすら病院に向かうためだけに、力一杯自転車を漕いでくれた。
カズのおかげで、10時55分に病院に着くことができた。
「…かりん!先に行けっ!」
「でも…カズは!?」
「…オレは、あとから向かうから!だから、かまわず行けっ!」
「う…うん!」
顔を見合わせると、わたしたちは病院に向かった。
お母さんに車で病院まで送ってもらうときに通った国道は、今日はすごく渋滞していた。
その横を、カズが漕ぐ自転車が走り抜ける。
「かりん、今…何時だっ!?」
「…えっと。9時43分…!」
「…くそ!20分もねぇのか…!間に合ってくれっ…!!」
自転車でこの場から病院まで、あと20分以内で着けるかは微妙なところ…。
だけど、カズは余計なことは考えずに、ただひたすら病院に向かうためだけに、力一杯自転車を漕いでくれた。
カズのおかげで、10時55分に病院に着くことができた。
「…かりん!先に行けっ!」
「でも…カズは!?」
「…オレは、あとから向かうから!だから、かまわず行けっ!」
「う…うん!」