紀伊駅まで裏道使って約30分
車と車の間を抜けて飛ばして行った。バイクの良い所だよね。小回りきくの。


紀伊駅裏

角のコンビニで望に電話した


『着いた。どこ?』


『……今から行くょ。マヂ来るなんてマヂうけるよ瞳…』


『荷物全部持って来て』

『…え?』


『荷物まとめてそこから出て。7にいるから。』


と、電話を切って20分弱。望と、もう一人女の人が荷物を持って来た。


近くに近付くにつれてハッキリした

望の隣の人

ティアラ…


ルキの貢ぎだった人…

嫌な予感がビリビリ体を走った


『あれ?アイザちゃん』
アタシはティアラを睨みつけてシカトした


『あれ?瞳ティアラさんの知り合いなの?』


知り合いも何も…


『乗って』


一言望に行ってヘルメットを渡した。


『ちょっと、瞳〜ティアラさんに挨拶位しなよ。超親切にしてくれたんだから…』

横でティアラは微笑んでる。可愛くもないし…たかがルキの貢ぎですぐ捨てられたくせに。
アタシとルキの前の騒動で何か余裕な顔してる。

『良いからソレかぶって後ろ乗って』


ティアラは無視。関わりたくない。オバンギャ。

『ティアラさんごめんなさい。じゃありがとうございます。後で連絡しますね』
と望が言ってるのが聞こえたが、エンジン吹かしてたからあまり上手く聞こえなかった。


望を後ろに乗せて、アタシの家に帰った…


安全運転で。