『…やだ!瞳泣いてんの?!対した事無いよー』

対した事あるよ。


『今から迎え行くから』

『今は無理』


『いーから行くから待ってて』

一方的に電話を切って一階に居たお父さんとお母さんに軽く

『友達が家でして行く場所無いから泊めて良い?詳しくは後で話すから』

とだけ告げた。
家の親は普通に良いよと言ってくれた。


アタシは急いで街のネオン街に向かってバイクを飛ばした。