LIVEが終了してルキのバンドの出番が来た


観たくないケド観てしまう‥


ルキは相変わらずカッコ良くて


相変わらず客を煽るがそっけなく自分のドラムに足を向けた。


完成度としてはルキのバンドの方が遙かに上。


アタシはもぉルキに後ろめたい気持ちなんて無い。


普通に観れるもん。


ルキのバンドが終了し、しばらくしてアタシと望は外へ出た。メールが一件‥

【外出たら電話ちょーだい★】

相変わらず間の抜けたメールの剣。

アタシは剣に電話をした。

プルルル…プルルル…プルルル…


『はーい』


剣の声…


心臓の音が早くなった。

「何ぃ?」

一応知らないふり。


『今から七階上がってきてぇ』

七階にはアゲハの事務所と楽屋がある。

「うん」

そー言い長い階段をアタシは登った。

六階の階段で剣が見える。


「剣ー」

「あ!ひーちゃん。」


来るついに返事が来るよ……


アタシの心臓は生まれてきて今一番動いてると感じた