『はぁ?何いってんの?』


『あたし店長の彼女だよね…?だから…なんか悪いな〜なんて…』


心が軋む音をたてる
初めての感覚だった





『はぁ〜お前ウゼェ仕事でねーなら帰れよ!』


『あたしはただ…』


『うっせーんだよっ!!!!!!』

ガッッ

…まただ……顔面に店長の手が飛んできた
初めてじゃないけど…


『…ごめんなさい……あたしはただ…』


『あ゛?』

『くっ…っイッ…!!』

店長があたしの髪を思い切りつかみ上げた時、頭に異常な痛みと嫌な音が耳に響く


『いっ…痛いぃー!!』


『黙ってろよテメェ!』


そー言って、あたしの髪を掴んでいたそのてを壁に向かって投げつけた


あたしは床に座り込んで痛む頭に手を当てる

パラパラと落ちる大量の髪の毛

鈍く痛む目の上…



『テメェごちゃごちゃうるせーんだよ!仕事しねーんなら帰れ』


『ごめんなさい…』

小さく謝りあたしは店を出た