『…望を救って下さい』

喉から絞りだした言葉だ






神様


親の愛は
神様の愛に一番近のよって、アタシのお母さんとお父さんが言ってたよ。


アタシはそれ本当だと思ってたんだ




望にも神様の愛が降り注ぎます様に…


望にも辛い事の分
幸せが来ます様に



思いきり望の母親に突き飛ばされ、玄関においやられ、追い出された。


最後に聞いた言葉は


『低脳!!この疫病神』

……

アタシはくつもはかずにドアの前に座り込んでいた…


ドアの向こうからは、梢姉ちゃんと母親の怒鳴り声が耳にこだまして、


脳みそに深く深く響いた