『シーグレぇ〜』
と遠くからヒラヒラ手を降りながら麗央が来た。

アタシは麗央を思いきりにらみつけた。


『なっ…何?俺何かした??』


『瞳の事ひーちゃんて呼ばないで』


『え?何?どした?』


『ちょっと来て!』

アタシは麗央の手をつかんでタクシーに乗り込んだ。


『どちらまで?』


『ピンク通りまで!』
とアタシは言った


『オイ!お前何考えて…』

『今は黙って!お願い…』


バカなアタシはどこまでも落ちていく。

スピードは加速してアタシは降下してく

底がどこかわからない位に真っ暗な中に吸い込まれる


いつ床に叩き付けられるのだろう


この速さのスピードなら。底に叩き付けられたらすぐ消えれるね


スライドみたいな映像が瞼裏に上映された