窓から心地良い日差しが差し込む朝。 今日も【あの店】が開く時間だ。 「良い天気ですね。」 鎖が頑丈に巻かれた扉を 少し開いてそういう男。 深く帽子をかぶっていて 顔がよく見えないが、微かに口元が緩んでいる。 「今日もたくさんの『部分』が手に入りそうですねぇ……」 ニヤッと口角をあげてそういう男。 さぁ、 今日はどんな部分が手に入るのだろうか。