「でね、それ賞味期限過ぎてんのにリュウジがいけるだろって食べたんだって」
「ふんふん、」
「そしたら案の定、お腹壊したらしくて~笑えるでしょ?」
「ふんふん、ふぅん」
「…」
おいこら。ソファーで隣同士肩を並べたってペラペラ喋るのは私だけってどういうことだ。
ヨッシーはスマホのゲームをしながら適当に相槌を打つだけって。
ねえ、これってどうよ?
学生時代、朱里達の超絶ラブラブっぷりを毎日毎日見せられていた私は完全にあの二人に染められてるのだろう。
その証拠に、ヨッシーの淡白っぷりにイライラが募って今にも爆発しそう。ブチギレそう。
いや、私達夫婦だよね?
今日は休日。もっとラブラブしようぜ?
朝からスマホばっか見てるけど、おまえの嫁はスマホの中にいるんですかー?っつって言ってやりたいぞ。