「…スー、スー…」

「わ…スベスベ…」


透き通るような肌にソッと触れる。

その手触りはとても大人の男の人の肌とは思えないほどツルツルで。その綺麗な肌にもっと触れたくて頬をツンツンすれば、たっくんは眠ったまま擽ったそうに柔らかく微笑んだ。



「か、可愛すぎてもうダメ…」



寝顔から何からパーフェクトな旦那様を前に一人悶える私の心臓は朝っぱらから騒いでる。

それにしても、こんなにツンツンしても起きないなんて、寝起きのいいたっくんにしては珍しい。よっぽど疲れてるのかなぁ…

そんなことを考えながら、たっくんを起こさないようにソッと腕から抜け出して。朝食の準備をしようと体を起こせば途端に感じた気怠さ。

あれ…そういえば私、昨日いつ寝たんだっけ?