「おいひぃ~」
おいひぃだって…可愛い。
それに、一口食べるたび目が輝いちゃってて、
小さい口をモグモグさせてて、
これでもかってくらい詰め込んで頬張ってて…
「…~~~っっ」
ニコニコ笑顔で大好きなイチゴを食べる朱里を前に、俺は片手で目を覆い、もう片方の手でローテーブルをバンバン叩いて。
とにかく密かに悶えていた。
か、可愛いすぎて目が潰れる…
朱里の観察は悶絶必須なことを忘れてた。
「ん?どうしたの?」
「いや、なんでも…」
「???」
大丈夫、可愛すぎて死にかけるのはいつものことですので。
イチゴになりたい。切実に。