“明日また諒介さんの家に呼ばれたから遅くなりそう”
“またかよ…先週もだったじゃん。仲良しかっ!”
“面倒だけど行かないと諒介さんうるさいから”
“あー、はいはい。じゃ、仕事帰りに寄ればいいわけね”
“俺が帰るまでちゃんといてね”
“分かってるって。毎週毎週パシりやがって…俺にも予定あるかもと考えねぇのか?”
“リュウジのことだからどうせ暇でしょ?お礼に10円ガム買ってあげるからよろしくね”
“お礼安っ!まぁ天使の歩夢に免じて行ってやろー”
“あ、来週の木曜出張で遅くなるからその日もよろしく”
“いや、おまえマジでパシリすぎな!”
メールを読み終えて顔を上げると、リュウジくんは苦笑いを浮かべていて、意味が分からない私は首を傾げることしかできない。
これって…どういうこと?