ーーーー翌日。




「ユメっちー、僕の靴下は?」

「はいはい。そこ置いてるよ」

「ありがと。あれ?このワイシャツなんか変。ボタンの数が多いよ」

「ボタン掛け違えてるからでしょーがっ。ああ、もう。またボッサボサな頭して…」

「優しいなぁ、ユメっちは」

「それはもういいからさっさと行け!遅刻するよっ」

「いってきまーす。…の、チューたまにはする?」

「…!?!?!?ま、まだ酔ってんの!?」

「なんのこと?」

「昨日のこと覚えてもないんかいっ。紛らわしい気まぐれ起こすなっ」

「朝から何怒ってんの?」

「誰のせいだー!早く会社行けっ!」




こんなヨッシーに振り回されっぱなしの結婚生活。

私の苦悩は…おそらく一生続くな、これは。

やれやれ。



*ユメちゃんside*/終