ペーさんを楽しむこと30分。
癒されるけど…奴が戻ってくる気配はまるでない。
前は鼻血だったからまだ良かったけど、ぶっ倒れでもしてたら大ごとだし…
しょうがない。様子を見に行くか。そう決めてソファーから立ち上がる。
思わず「よいしょ」って言っちゃったのは、お腹が重たいからだよ。まだまだ若いから、オバちゃんじゃないから。
なんて、誰に向けてなのか分からないけど謎に必死になって心の中で呟いていた時。
「ふぅ、気持ち良かったー」
パタパタとスリッパの音を響かせながらリビングに入ってきたのはヨッシーだった。長風呂できて満足なのか鼻歌を口ずさむほど上機嫌な様子にホッとした。
なんだ、無事じゃん。頭からホカホカ湯気出してるけどピンピンしてるわ。