『好きなんだ』


悠李ははっきりと私の目を見た。

その目に吸い込まれそうになった私がいた。


催眠術にかけられたみたいに動けなくなって、思考が全部ブラックホールに飲み込まれて消えていってしまった。



こんな気持ち、初めてでどうしたらいいか分からない。