「あの時はごめん。ごめんって言えなくてごめん。最低でどうしようもない。俺、これ以上美織の優しさに甘えていたら、俺が壊れる。だから、これで」
さよなら、と告げる勇気なんて出ない。
俺は美織と一緒にいられて辛い気持ちを忘れられたけれど、美織はずっと俺との辛い気持ちを思い出すことになる。
俺たちは交わらない。
一緒にいちゃいけないんだ。
戻しても、また俺たちはどこかで傷つく。
だから、これで。
もう二度と、美織に近づかないから。
さよなら。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…