「愛華ちゃん!!」


結城くんと愛華ちゃんは不自然に向かいあって立っている。

何、これ。どういう状況なん!?


「どうした~?めっちゃ汗かいて」


結城くん…相変わらず爽やか。

それに比べて僕は…

走って来た後で汗びっしょりだし、髪の毛なんて朝のセットどこ行った?って感じだし、もうみっともなくてしょうがないけれど、今大事なのはそこじゃないんだよ!


「告白しに来た。愛華ちゃんに」

ごめん、今は勝手にさせて。

これだけしか今はない。



「好きです!愛華ちゃんのことが大好きです!僕と付き合ってください!!」