無理してでも僕に大丈夫って言ってくれる美織ちゃんを信じよう。
落ち着け。落ち着くんだ、僕。
飴1つ分のちっぽけな脳でも考えるんだ。
これから僕がしなきゃいけないことを。
小雪ちゃんの連絡を待つ。2人がいるところに自分が行って、悪いけど愛華ちゃんを誘い出して告白する。
うん、この流れだ。
大丈夫。色んな場合に備えたシミュレーションは何回も繰り返した。
まぁ、結城くんが告白する流れはなかったけど。
漫画とかにあるライバル=仲間みたいな熱い展開なんかなったけど、それでも僕は仲間でありライバルだって思ってるよ。
選ぶのは愛華ちゃん。
僕を選ぶのか、結城くんを選ぶのか、
それとも他に好きな人がいるのかな。
それはない!だってそんな気配したら僕が一番最初に気づくもん!
日が沈んで夕日が綺麗なスポットを探した。
告白の言葉は添削してもらった。
僕だけの告白じゃないんだよ、これは。
だから、絶対に後悔しない。