「……マジか」 小雪ちゃんが黒板を見て、茫然としている。 僕も黒板見てみよっかな。 あ、みんな決まってきた。 え、うそ、マジか。 結城くんと同じじゃーん!!! あ、これはね、嫌だとかじゃないんだよ? ただね、ちょっと気まずいだけでね。 ……結城くんと目が合った。 だけど、すぐに逸らされる。 まあね、これはライバルとしての宿命ですよ。 僕はそこらへんちゃんと分かってる人だから。 同じ人に恋をした者同士だから。