「まぁいいや。

はい、後ろ乗って」




また荷台をペシペシして私を呼ぶ。




「うん♪」




犬のように荷台に乗る。



私が乗ったのを確認すると羽沙弥が自転車をこぎ始める。



そしてものの10秒もしない内に




「食うのに夢中になって落ちんなよ?」




ってちょっと意地悪そうに言ってくる。