そこには明らかに少し前とは全然違う瑠奈の姿が…
目の下にはクマ…
痩せた体と頬…
誰が見ても心配する体だった…
なのにいつも通りにみんなは口々に挨拶をする
「山下さんおはよう」
「おはよう」
1人だけ違うやつが…?
「瑠奈ちゃんおはよう!元気?」
「山下です。元気ですよ?山岡さんこそ今日くらいですね?」
「そんなことないよ?元気、元気!」
「そうですか?何かあれば私にと言いたいところですが…仕事の相談のみにしてください」
「じゃぁ、何もないでーす!」
それは数ヶ月前とは明らかに違う4人の姿だった
それから3人は休憩になり私は3人に明日の段取りなどたわいもない話をする
いつもと同じだ…ここまでは
ふと気がつくと瑠奈はいなくなってた
どこに言ったのかなんて誰も思ってないみたい…
多分いつもなんだろう…
1人で頭にはてなを浮かべてるとドアが開いた
「すみません!遅くなりました!飲み物とご飯です!今日は差し入れがないみたいで…ケータリングも…」
「そーなの?さっきどうしようかな?って思ってたところなんだよ!はい!お金」
「いえ、大丈夫です!もらってありますから!」
そんなの嘘に決まってる誰かがくれるわけなんてない…
実に感心してると
「これ、梨花さんの分です」
そう言われて渡された本人以外全員のお弁当と飲み物。
「あれ?食べないの?」
「あっ!さっき少し食べちゃって、あたしする事があるので!」
そう言ってまたいなくなった
思ってた4人とは想像をはるかに超えてた…
ただただ唖然とするしかなかった
このままじゃ、瑠奈が倒れる
そう思い以外なかった