やっと行った…そー思うのも一瞬。

部屋からいなくなった!なんて思ったらドアが開いた…

「あれ?もう終わりですか?」

「俺は次メンバーとの撮影だけ」

「そーですか」

「あのさ?人の心配ばっかりしてるけど…倒れるよ?」

「だから!あたしの心配する前に自分の心配を…」

「自分の体調管理くらいしかちゃんとしてる
瑠奈ちゃんの顔色明らか最近変だし」

「山下です」

「どっちでもいい…瑠奈ちゃん俺らが帰った後も明日の準備って言って遅くまで仕事してるんでしょ?聞いてるよ?俺たちに一生懸命してくれるのは嬉しいしそれが瑠奈ちゃんの仕事なのかもしれないけど…そこまで頑張らなくていいと思う」


そんなのこと最初からわかってる…けどこうでもして仕事のこと考えてないとせっかく気持ちに蓋をしたのに意味なくなっちゃう…



本当は…あなたがスキで…大スキで…どうしようもなくあたしのそばにいてほしい…この気持ちどうしようもできないの…


「ね?聞いてる?」

「いいんじゃない?ほっとけば?後で後悔するのは山下さんだし」


気がつけば神谷くんが戻ってきていた


「でも…」

「大丈夫です」

そういうしかなかった…