え?
この人さっき私と付き合うの嫌って言ったよな?
意味不明。
「なんでお前みたいな奴にフラれなきゃならねぇわけ?ありえねぇ。」
あ、そゆことか。
「ご、ごめんなさい。さっきの会話聞こえてましたよ。」
正直な事を言うのが一番だと思った。
「聞こえてたとしても「あはははは!」
今目の前に立っている男子の声を遮り聞こえる笑い声。
その声の主を見ると私に告白してこいと命令した奴だった。
「だっせぇ!フラれてんのかよ!」
爆笑している彼。
「うっせぇな!」
言い返す男子。
「あの、私帰っても良いですか?」