「怜香ちゃんっ!起きて大丈夫っ?」

「あ、はい。大丈夫です。それと、」

「?それと?」

「朝、泣いたの嘘泣きです。というか目薬です。
私情で、少しパシりました。すいません……」

「あ、うん。えっ俺パシられたのっ?!」

「やっと気づいたか。」

「えっ気付いてたのかっ?!」

「うん。てか、気づかない方がおかしい」

「えぇーーマジかよぉ……まぁいいかっ!」

「え、いいんですか」

「いいっいいっ気にしないで!ね!」

「は、はぁ……。?」

「俺お腹空いちゃった!ここで食べよーっと♪
おぉっ焼きそばパンうまそーっ♪」

「……じゃあ私も。あ、お金「あ、いいよ金は。」でもっ「いいから。ね?」……はい。」

「ふふっこんなに優しい斎、珍しいなw」
「うっせー、早く食えば。」
「はぁ?お前は食ったのかよ」
「俺はゼリー食べた」
「はぁっ?またゼリー?あの栄養ゼリー?!」
「うん。断然焼きそばパンよりゼリーのほうがいい」
「はぁーっ、全く。」

こんな話を小耳に挟みながら、私はおにぎりを頬張っていた。