にこにこ。優しい笑顔の伊藤君。
可愛い過ぎますけど....。

「健太郎、こいつは謝るのが趣味みたいなもんだから謝らせとけ」

かっちーん。
余計な口を挟んできたのは、幸大さん。

「謝るのが趣味の人間なんているわけないでしょ?」

「いるじゃん。そこに。今日の朝も俺に散々謝ってきてたじゃん」

このヤロー!! なんて奴だ!!
一瞬でもいい人と思っていた、朝の自分を呪いたい。

「あんたみたいなのが、隣に住んでたかと思うと腹が立つわ!」

「隣!?」

伊藤君と杉谷さんが声をはもらせた。